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日本屈指の名湯、登別温泉と函館

日本屈指の名湯、登別温泉と函館

第一滝本本館
日本屈指の名湯、登別温泉と函館

登別温泉屈指のホテル“第一滝本館”外観はうわさ程特別大きな感じはしなかった。

夕食前に一風呂浴びて・・風呂は何処?このホテル150年以上の歴史が有るらしい。
あちこちに創業当時の赤くなった白黒写真が飾られている。何度も建て増しされたのだろう風呂までは相当歩くエレベーターを乗り継いで途中エスカレーター等も利用する広大さだ。

丁度お盆休みと言う事も有り館内の広場では宿泊の子供向けにヨーヨー釣りや射的、お面売り等そっくりお祭り会場になっている。他のステージでは和太鼓ショーをやっている。館内に流れるBGMも雰囲気を盛り上げている。大仕掛けな企画だ。
和太鼓ショー
和太鼓ショー
その会場を抜けていよいよ浴場へノレンをくぐり浴衣を脱いで・・“何だこりゃー!”僕は温泉が好きで日本全国時々温泉旅行に行きますが・・この浴場けた外れに広い男性用だけで大小含めて浴槽が18か所、それも浴槽棟が3階建てになっている。しかも絶え間なく源泉が噴き出している何と豊富な湯量だ贅沢な使い方だ。
メイン浴槽 男性露天風呂 冷え性に良い熱の湯
メイン浴槽     男性露天風呂    冷え性に効く熱の湯   
湯船に浸かると直ぐ下にこの地登別の観光名所の地獄谷が見える大きなガラス一枚で仕切られている。このホテルの敷地内だ。
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ホテル敷地内の地獄谷
これなら湯量は問題が無いだろう。男女とも入れ替えなしで24時間入浴が可能だとの事。それぞれに癒しの湯、鬼の湯、美人の湯・・等などの名がつけられている。僕にはこの様なケタハズレに大きな浴場は合わない。落ち着かない。
しかしその中でこじんまりした露天風呂(金蔵の湯)(このホテルの創始者が好んで創ったとの事)を見つけてゆっくりくつろぐことが出来た。

露天風呂金蔵の湯
万病に効能が・・金蔵の湯
そして旅行の楽しみの一つの食事だ。夕食は部屋食だ。少々太めのお姉さんが挨拶に来た。興味本位に聞いてみた。
“このホテル何人くらい収容出来るの?399部屋ですから1,000人以上はお泊り頂けると思います。では一晩で3,000万円以上の売上げ?詳しい事は判りませんが多分その位は?宿泊だけで無く食事の時に刺身の盛り合わせなどの“別注文”が多数入りますから・・ン?普通の夕食では満足しないと言う事か?・・少々不安になった。そして間もなく配膳された。
“おしながき”には色々書かれている鮎の南蛮漬け穴子の煮凝り蛸やわらか煮等などほとんどの料理が作り置きの出来る料理だ。
夜の部屋食 刺身盛り合わせ1+1
期待外れ・・かな!?   別注です!刺身の盛り合わせ
残念だった!それは無いだろう?新鮮な海の幸、山の幸を期待していたのに・・珍しくほとんど残した。この様な収容人数の大きなホテル余り手の込んだ料理は出来ないのだろう。それに外国人観光客が多いせいも有るのだろう。日本人のリピート客は余り期待していない?

バイキング料理で無く部屋食で湯量たっぷりの温泉に浸かり中居の女性がじかに接待をする。これが“おもてなし”と言い切ってしまえば彼らは納得するだろう。それに来日しているアジア人は今元気が良い!それぞれの国で成功して小金を持っている。どんどん追加料理も頼む。バブル時の日本人の行動に似ている。

昨今の大手のホテルはそれらの客をターゲットにしているのは判るが昔の日本人の繊細な心使いを忘れないで欲しいなー。会話も行動もマニュアル化されているように思える。“みんなが平均点?”可もなく不可も無く。我々日本人で永く生きている者達は少し違うのでは?と感じた。しかし温泉は良かった!慢性消化器病、皮膚炎、リューマチ、神経痛、更年期等など何でも効くようである。お陰で翌朝はAM5時にはスッキリ目が覚めた。気のせいか身体も軽かった。

いよいよ今日は最終目的地の函館だ。距離にして210Km、長万部に蟹弁当が美味しい店が有るとの事で途中高速道路を下りて昼食に捜して寄った。同店の隣で持ち帰り専門の蟹弁当屋も何人か並んでいる。これは期待できるか?

昼時のせいも有り地元の客が多く少し待たされたが直ぐ席に着く事が出来た。そして出された料理を見て少々がっかりした。白米が見えない程ほぐした蟹が敷き詰められているがほぐした蟹のソボロなのだ。東京の百貨店の弁当コーナーでもこのタイプが多いとの事。高速道路を下りて探してまで来たのに・・と少々恨み節ながら早々に函館に向かった。
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長万部駅        蟹定食
途中大沼公園等に立ち寄りながら・・そこで立ち食いしたトーモロコシの方がよっぽど美味しかった!
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大沼公園・・風光明媚
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何故か・・千の風の記念碑が?
PM6時過ぎ“イマジンホテル”到着、先ず風呂に入って食事をしよう。このホテルは結婚式場も併設されているらしくビジネスホテルのように思えた。“またハズレか?”しかし地上30mに有る露天風呂、目の前が津軽海峡だ、そしてその先に函館山が見える。
ウスケシの湯から津軽海峡 足湯から函館山
ウスケシの湯から津軽海峡が・・ 足湯から見える函館山
カモメが目の前まで飛んで来る。オッいいじゃないか?そして夕食はバイキング・・これが凄い!イクラの桶盛、ミル貝、ホタテ、カニの食べ放題!大皿に盛り付けられた食材がミルミル無くなる。
ズワイガニ 道南ソウルフード 洋食コーナー
これでもかのズワイガニと豊かなフードコート
少なくなるとウェイトレスがドンドン惜しげも無く補充している。それにレストランの一部が掘りごたつの座敷テーブルになっている。
堀こたつ

 掘りごたつのスペース・・落ち着く
これは落ち着くビールを頼んで新鮮な刺身をしっかりバイキング!貝とカニをこんなに食ったのは初めてだ。
大満足して気持ちよく自分の部屋へ!少し休もう。僕の頭の中、目をつぶると未だ運転中だ何せ旭川から800Km以上ドライブしたのだから・・それも久し振りに・・日本の三大夜景の一つ“夜の函館山”が頭をよぎったがひと寝入りしてから行こう、が気が付いたら朝5時だった。何と残念!

今日が旅行最終日、外せないのが“函館の朝市”昨夜のイマジンホテル食事は良かった。朝のバイキングもしっかり食し早めのチェックアウトそのホテルから15分程のところに朝市会場がある。観光客専用の大きな駐車場が有り10分程待たされて入場、財布をしっかり抱えて函館市場へ、入口には食堂が並びその食堂の前には料理の立て看板が並ぶウニ・イクラ丼、海鮮丼、刺身定食、にぎり等などどこの店も似たようなメニューである。
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函館朝市風景
僕の朝市のイメージは漁船から揚がってきたばかりの魚や取り立ての野菜が売られているのかと思ったが・・・
函館港 函館港水揚げ 取り立てスルメイカ
函館港       函館港水揚げ    取り立てスルメイカ
観光客向けの常設店舗が有りただの大掛かりなマーケットでしか見えない。戦後、地元農家の人達が生活の為、換金から始まったと聞く。新興国の様な熱気あふれる市場のイメージを持っていたが・・値段も特別に安いわけでは無い。それに干物、乾物、珍味等、何処ででも売られている商品が多い。やはりここも年を追う事に無駄の出ないように合理的になって来ているのだろう。日本中の観光客がこの“函館の朝市”“北海道の新鮮な鮮魚”を求めて来ているのか?少々がっかりした・・日本は平和だと言う事か?
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カニの大脱走・・
しかし折角来たのだから気持ちを変えてお祭りに参加していると思えばよい。カットメロンを買い食いして、店舗の前の露天でホタテとアスパラを焼いている。焼けた醤油のいい匂いがする。聞きなれない名前の地ビールとホタテを頼んでパラソルの下で乾杯!だんだん調子が乗って来た。鮮魚売り場の前にいけすが有る。そのいけすで泳いでいるイカを釣ればその場で料理をしてくれる。一回1,000円、トライした。釣ると言うより引っかけて釣り上げた。
いつも東京で食べる白くなったイカと違い釣ったばかりのこのイカは透明で甘い。お造りになった後にもイカの足だけが暫く立って歩いていた。
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イキのいいのもここまで来ると・・
目玉も肝も美味しいよ!と言われてビール片手に食べてみた。少し苦く余り美味しいとは感じない。でも新鮮だから食べられるのだ。
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さすがにイカの目玉は初めて・・
良い経験をした。この市場へは早めに着いた為、昼食には少し早い。場内を少し見て回り何件か分の土産を宅配手配して函館山に向かった。
話のタネにと昇って見た。イカ釣り漁船の漁火とマッチした函館市の夜景。日本三大夜景をイメージしてただけに昼間の函館山山頂から見る津軽海峡、何とも間抜けな感じがする。しかし天気が良いせいも有り青森県も良く見えた。
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夜景は綺麗だったかも・・
展望台を一回りして時計を見るとPM2時過ぎボツボツ小腹が空いて来た。函館市場のウニいくら丼も気になったが昼過ぎには店じまいを始めるらしい。
そこで事前に情報を取って居た回転ずしの“函太郎”へ・・回転ずしならいつでも座れて直ぐ食事?と思いきやとんでもない!地元の人気スポット函太郎、建物には庭石が置かれ植木も良く手入れされているオシャレな割烹風?
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回転寿司”函太郎”回転寿司店と思えない趣が
入口に地元のアベックや家族が列を作って待っている。新鮮な生魚に慣れているこの人たちが並んでいるなら美味しいのだろう。待つことにした。20分近く待ったか名前を呼ばれた。着席をして周りを見渡すと板さんが数名、当然カウンターには寿司が回っている、がホトンドのお客は回っている寿司を無視して直接注文をしている。

普通のすし屋と同じスタイルだ。品数が多いそれに皿の色で会計が判りやすい。客が多く次々に注文の掛け声、カウンター内の職人との受け答えに活気が有る。目の前で出汁巻き卵を焼いている。職人と目が合った“如何ですか?”“ジャ頼む!”テンポよく回転も良い為魚も新鮮になる訳だ非常に美味しかった。
ウニ軍艦 まぐろ
貝づくし 穴子の一本握り
さすがに函館一・・ウマイ!!
さすが寿司の本場で並んでも食べたかいが有った。会計、回転ずしにしては安くは無かったが大満足!
北海道旅行の後に。
近年特に北海道物産展等が都内のイベント会場や百貨店等で頻繁に催されている、しかもどの店も大繁盛!

北海道はなぜ今この様に人気が高いのだろうか?一度でも北海道を訪問した経験のある観光客に人気が有るのは人の手の加えられていない広大な自然、温泉、新鮮な食材の料理など観光の原型を全て揃えているからだろう?

そしてまだ訪れた事の無い人もTVやマスコミ等から様々な情報が入り行きたくなるのだろう?その縮図が物産展等が繁盛する理由だろう?
しかし現地の受け入れる側のホテルと言えば利益を優先する為、訪問客の為にでは無く合理的に生産性を上げる為に、が強く感じられたのは残念だった。それも現在の日本人の仕事に1分単位のスピードを求められる生活に慣れた為“人を思う心”が薄くなって来ているのではないかと思った。NETで行く先を選びNETで旅行業者を選ぶと“〇〇万円の予算で〇〇方面ですね?“・・

そして契約旅館に放り込まれパッケージ旅行?説明する営業担当者もそのホテルの実態を知らない?メジャーな観光地しか知らない?・・
我々が個人で良さそうなホテルをNETで検索をすると大手の旅行業者ばかりが表示され各旅館の予約もその大手に抑えられている。

閑散期で無ければ予約は取れない様だ、旅館側も大手に一括で枠を渡していた方がリスクが無いのだろう少々利益を削られても・・今の旅行スタイルがそうなのだ。と言われれば仕方がないが何か釈然としない。

我々の年代は過去仕事で全国を飛び回る事が多かった。観光旅行でも国内は大体のところは訪問して居る。やはり自然のまま又は自然に近いものに感動をする。そして自然に近い食べ方に感動する。

登別のクマ牧場も訪問した。熊がブランコに乗ったり餌を探してドアーを開けたりのパフォーマンスをするのだが観光客を喜ばそうと調教をする。大変と判るが調教される熊は餌を貰う為に一日数回そのパフォーマンスをしなければなら無い・・
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演技も達者なクマ達
その方に気を取られるのは年取ったせいかな?
でも温泉と旅行はイイネ!いいね!
水江 一正