カンボディア訪問・・・5/5
5月4日ヤンゴンのスケジュールを終え、AM9:50、TG304でバンコック経由カンボディアへ訪問する事になりました。
今度は乗継が悪く、乗り換えの待ち時間が6時間半・・・スワンナプーム国際空港、明るくて綺麗な空港だ。
土産物屋も程ほどあるがどの店も定番のチョコレート、酒、化粧品、特産品等など、やはり買いたいと興味を引くものは無い。レストランの食事もそれなりの価格である。・・・むしろ日本のほうが安いのでは?等と思いながらピザとビールを頼んだ。飛び立てばプノンペンまで1時間チョットだ。飛行機に乗ればビールはただなのに・・・等と思いながら・・・そしてPM18:15、TG584やっと飛び立つことが出来た。
プノンペンの飛行場にはD・A・Cトラベルの鷲田さんが手配してくれたドライバーが迎えに来てくれていた。
僕はカンボジアへは時々来ている。出迎え車輌はカムリの左ハンドル車・・・静かに走り出した。
今までとは何かが違う?何だろう?・・・アッ道路が舗装されている。それもズーット先まで、その上この車窓を閉め切ってクーラーも良く効いている。
プノンペン国際空港 プノンペン駅 プノンペン郊外
静かで快適なドライブだ。つい2年前まで赤土のほこりまみれだったプノンペン、その上暑くて窓を開け放して汗だくで乗っていたのに。・・・そう言えば2年前、あちこちの道路が工事の為交通渋滞で帰りの飛行機に間に合うのか心配した事を思い出した。
ヤンゴンから来たせいかとても近代的な国になったような気がした。あちこちに韓国、中国系の人達の投資する商業ビルが建築中である。しかしところどころ資金不足の為とかで工事が中断しているビルが多いのが気になる。
日本からの投資はまだまだ少ないらしい。
20分程してプノンペンホテルに着いた、そこには鷲田さんが出迎えてくれた。
プノンペンホテル
今回2泊3日と短く特に仕事のスケジュールは組んでいない。
しかし商売柄鷲田さんから中古車の近況を聞く、やはりカンボディアも輸入規制が有って左ハンドルに限るとか?しかしその規制の前に持ち込んだ弊社の右ハンドルの日産シビリアンとトヨタのハイエースはレンタカーとしてしっかり働いてくれている。
”左ハンドル車のマイクロバスのレンタカーならまだまだ需要は有るよ“等と話しながら・・・
前向きな仕事の話が盛り上って来た。”腹減った食事に行かない?“”何が良いですか?中華料理?カンボディア料理?ベトナム料理?”今回は中華料理を?・・OK、あまり大きな店ではないが地元の人達に評判の良い?“CHAMPS-ELYSEES RESTRANT”へ連れて行ってもらった。
早速、再開を祝してアンコールビールで乾杯!マーボ豆腐、胡椒牛仔骨?海鮮炒麺?酸胡?等などうまく説明出来ないが兎に角ものすごく美味しく僕の口にあった。
そして最後に炒飯、特ここのチャーハンは僕は美味しいと思った。米の種類はジャポニカ米とタイなど中心のあの長いパサパサのインディカ米しかないと思っていたが、その中間にやや粘りの有るジャワニカ米というのがあるそうだ?初めて聞いたがチャーハンには会いそうだ。
とにかく美味しかった中華料理
普通この地域に旅行して5日目から6日目になると身体も疲れ、食欲は無くなるものだが今回は料理全てを美味しく頂けた。その上これだけの料理4人分US$43・・・安い!この国の通貨はリエルだが何処へ行ってもドルで支払いは可能。だがつり銭がリエルで返される。リエルの単位がいまいち不明な為・・・大体がウエイトレスのチップとする為受け取らない。従ってリエルは全く持っていない事になる。
ミャンマーで大体の仕事の組み立てはしてきた為ここカンボジアでは重い仕事は残っていない。早速定番のマッサージ・・・これが良いんだなー
今、日本からプノンペンに来る観光客、2度目3度目になるおじさんおばさん達はこのマッサージと食事を目当てにオフシーズンに訪問するらしい?何となく判るような気がする。
早速鷲田さんに紹介をしてもらって゛BODIA SPA“へ比較的綺麗な店だ。先ずコースの時間、2時間コースがUS$48・・・これ又安い!そしてマッサージ用のオイルの種類の選択?何種類かの木の香りを嗅いだが自分では判断つかない。客のオファーの多い木の香りを頼んだ。
そして”オイルマッサージ“その木の香りのついたオイルを体全体に塗りこむ塗りこむ?
なんだ筋肉マッサージとは違う?・・・等と不満に思っていたが疲れていたせいかものの15分もしないうちに気を失っていた。タップリ2時間・・・起こされて終わりを告げられた。・・もう終わったの?身体は軽くなったが途中の気持ち良さを置き忘れてきた気がした。
その後、夕食まで時間が有るため鷲田さんがメコン川のリバークルージングをセットしてくれた。
メコン川 リバークルージング風景
クルージングと言っても大きな船ではない日本の渡し舟くらいの大きさであるその上、川の水も決して綺麗ではない。しかし摂氏35度前後の気温の中では快適である。それに缶ビールも有る。
クルージングの船 ガイドさんと・・・ メコン川に暮らす水上生活者
約1時間くらいのクルージングを終えるとPM6:00過ぎ、鷲田さんと待ち合わせのベトナム料理のレストランへこの店の名前は忘れたが最近ベトナム人経営者が始めたらしい。高級なのか地元の人は少なく外国人観光客が多く非常に込んでいる。その上クーラーは無くガーデンレストラン風で扇風機。有る意味この熱い国ではこの暑さの中でのビールが最高かもしれない。お客が多いだけあって評判も良いのだろう料理も美味しい。
そこで又新しい日本人の知人が出来た。安斉さんだ年齢は60歳代?この人、埼玉県の某高校の教頭まで勤め上げ定年後このカンボジアへ入りここで゛竹と風の学校“と言う名の日本人学校を数年前から始めたとの話。
当初色々な事があり相当苦労されたとの事。”苦労した教育者?“だけあってうわべの話で無いだけに実感がこもっていて本当に面白い。(失礼!) 僕らの経験した苦労とは違った意味での苦労だ。たまに日本に帰るらしいがやはりこちらカンボジアのほうが落ち着くらしい。
鷲田さん・安斉さんと・・・
学校を経営するに当たり大きな収入は期待できないが年金があればこちらでの教育に不満は無いらしい。当然毎月持ち出しとの事。時々日本の地方新聞にも取り上げられている。
学校に子供が来なくなり家まで迎えに行ったり、親が怒鳴り込んできたり、しかし今は地元地域にも認知され、生徒数も有る程度安定してきているとの事。
すごいパワーの持ち主だ、僕らはたまにカンボジアに来ても気のきいたホテルに泊まりそれなりの食事をて・・・本当のカンボジアが判るはずは無い。
それを地元の人と全く同じ食事をして同じ生活をする。そして同じ目線で子供達を教育している?そうして育った子供達、日本の文化や伝統に少しでも触れてもらい日本を好きになってくれれば良いのですが?
この国カンボディアには中国、韓国その他の国の人達の投資が始まっている。
当然ビジネスだからイザコザも付いて回るが日本人とは問題が少なく耳にしないのは偶然でしょうか?・・・
対日感情も良く感じられるのは僕だけなのでしょうか?
1週間にわたる海外出張、かなりハードだったが、色々なところでビジネスの匂いがした。
日本にいると判らない途上国の物凄いエネルギーと発展を訪問の度に肌で感じる。
こちらの人たちは40年前の日本そのものだ。テレビも無い、クーラーも無い当然オーナードライバーは一握りの人しかいない。
汗をかいて一生懸命働いている・・・美しささえ感じた。
今の日本、政治はダメ、外交もダメ、世界に誇る経済大国?なんて寝言を言っている間に置いてきぼりになってしまう?
時々途上国を訪問して自分達に今何が足りないのか、覚醒することも必要だと思いました。
水江一正