ミャンマーの新首都“ネピドー”・・・(3/5)
翌日MRザーニーがネピドー訪問をセットしてくれていた。
ヤンゴン市から約320KMの距離、夜中のAM12:30ホテルをスタートしました。
一応高速道路で片側2車線、何処まで走っても道路の両側に建物は全く無く畑と雑地で地平線が見える。
ただただ続く地平線・・・
地道幅は広く取っていますが、道路建設に当たり軍関係のいろいろな建設業者が利権で建設に当たったようで、
道路はスムーズに走れる箇所と技術が悪く区間によってはでこぼこのところが有り、決して快適とは言えないドライブでした。
その上技術の問題かトンネルが無く大きな坂が多いのが印象でした。
途中1ケ所だけあったドライブイン
首都を移した理由は、公務員が民主化勢力に合流しない為とか指導者が占星術によって占って貰ったとか?
何で海からも遠く、不便なだれも住んでいないこの地を選んだのかと?
それも理由があり海からの攻撃を避ける為とか?
・・・何処の国からの侵略を恐れているのかな?・・・その政府が最も頼っているのが中国???
いかにも軍事政権のにおいがします。
しかしこのネピドー、非常にインフラが整っており道路も広く夜間の照明は一晩中ついているし、停電も少ないとか・・・しかしこの不便な場所に行政機関が全て移転した為、困っているのは国民です。
ヤンゴンからの汽車はないし、バスも1日何本かしかなくヤンゴンにすむ公務員は毎朝AM4:00に家を出て
PM10:00頃帰宅するようです。
今は高級公務員の為、無料で住める住宅を建設しているとの事。
ジュエリーセンター
兎に角このネピドー、高原を削って創っただけ有って道幅は広いし全て新しく非常に綺麗だ。
その上ミャンマー名物の黄金のパゴダがこの都市にも新しく創られている。
ヤンゴンに有るシュエタゴパゴダを模して創ったとか、かなり大きなパゴダである。
最近建設された広大なバコダ
堂内の壁には大きな彫刻が施されているがシュエタゴパゴダのような重厚さは感じられなく参拝客もほとんど居ない。ただの建築物でしか思えない。
お釈迦様の像 壁画
区画整理された中にスーパーマーケットや修理業者などが集まっている地区が有り、少しづつ全国からそれぞれの区画に転入が始まっている。
新しく出来たショッピングモール 車の修理業者がある区画
その中心に新しく建てられたミャンマーの国会議事堂が有る。相当広大である。廻りはフェンスで囲まれている。
近づく事は出来ないが建物は一般の我々も見ることが出来る。
日曜日に訪問したせいか人も車も殆ど走っていない。
フェンスで囲まれている国会議事堂
綺麗に舗装された、しかしだれも利用していない広い道路だけが今のこの国を象徴しているように思えた。
この遷都事業で国の財政は相当負担になっているらしい。
・・・そうまでしなくても今有るヤンゴン市のインフラをもっと生活しやすく整備し国民が活動しやすくすれば良いと思いましたが?
やはり年何回か国会が開かれる為、軍人中心の国会議員は民衆のテロを最も怖がっているとの話も聞きます。
一部の偏った国に支えられるのではなく公平な民主主義の仲間入りができる事を国民は望んでいるのではないでしょうか?
識字率90%の良識有るミャンマーの国民が・・・
水江