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宮崎県の神話

宮崎県の神話

宮崎県の神話

 

我々が子供のころに聞いた”日本昔話し”の一つに “海幸彦と山幸彦”の話が有る。

昔々、狩りが上手な山幸彦と漁が上手な海幸彦が居た。有る日弓矢と釣竿を交換したがうまく行かなかった。“人の仕事は良く見える。自分の本業を大事にしなさい!”との戒めかと思ったが・・ここ宮崎へ来るとそんな簡単の話では無いらしい。弟の山幸彦は兄の海幸彦に大事な釣り針を返せと攻めつづけられた為、山幸彦は大事にしていた自分の剣(とつかの剣)で500本の釣り針を造り次に1.000本の釣り針を造り持って行ったが許してもらえなく困り果てたところ海の神(ワタツミノカミ)と知り合う事が出来た。海の神は山幸彦(ホオリノミコト)が神の子である事が判りその娘豊玉姫との結婚を許した上、潮の満ち干があやつれる2つの宝石を貰って地上に帰し兄を懲らしめた。その後兄の海幸彦は自分の犯した行為を反省して弟山幸彦の警護をする事になった。海幸彦の末裔たちが鹿児島に移り隼人になった。その山幸彦は何と日本の初代天皇、神武天皇の祖父で有った。・・との話だ。へー?ここ宮崎でスゴイ神話を知りました。すると天皇家のルーツは宮崎になる??・・その新居が青島神社であり

青島神社

豊玉姫がお産したところが鵜戸神宮の様だ。青島神社は宮崎名物鬼の洗濯板を右に見て

鬼の洗濯板

砂場の橋を渡り周囲1.5KMの小島だ。

青島神社へ続く長~い道

熱帯・亜熱帯植物の群生地として国の特別記念物に指定されているそうな。温かいその島全体が境内となっている。“縁結び、安産、航海安全”等の御利益が有るらしい。判る気がする。たまたま正月2日に両神社に参拝させてもらう事になったが地元の善男善女が初詣で長い行列を造っていた。さすがに時間が無い僕らは少し離れたところから「今年も良い年でありますように」と参拝させてもらった。賽銭も無しで“ゴメンナサイ”懐の大きい大神様だろうから許してもらえるだろう?・・そしてそこから車で30分程で豊玉姫がお産したと言われる鵜戸神宮が有る。

この神社も素晴らしい。

眺めは良いが・・・

参道から階段を海に向かってドンドン降りて行くと巨大な洞窟が有りその中に本殿が有る。

下り宮?自然に出来た洞窟なのか・・

(「下り宮」と呼ばれ珍しいらしい)何十万年もの間に波が侵食して出来た大きな洞窟だ。僕は最近年齢の勢か神社が好きで全国色々回る事が多い。何処の神社も本殿の回りには数百年いや数千年の杉の大木に囲まれた静寂の中の凛とした独特な雰囲気があり体がシャキットするあの気持ちの引き締まった感が好きだがこの様に洞窟に本殿が有るのは初めて見た。

お乳岩

すぐ目の前は断崖絶壁、日向灘の荒波が岩に砕け散る大きな音が聞こえる。何と迫力のある本宮だ。全体的に暗く今迄の神社にはない何とも言えない神秘さを感じた。さすが海の神話になっているだけ有る。このお宮は古くから有名らしく江戸時代には“馬にゆられて鵜戸さん参り”と言われるほど当時は新婚旅行のメッカだったらしい。帰り際にふと見ると参拝客が何かを狙って小石の様なものを投げている。

豊玉姫を運んできたカメが大岩になったと言われる背中に60cm四方のマスが有りそこを狙って投げている。そんなゲームの様な占いは僕の得意とするところだ。早速100円で素焼きの運玉を数個買って(男性は左手で)投げて見たがダメだった。

かなりの距離があります・・野球選手でも無理かも!

近くに届いたのに何となくむなしい・・その後、帰路の飛行機の時間調整の為、宮崎の繁華街で何か美味い物でも食おうと言う事になった。当然繁華街は何処に有るのか位置関係は全く分からない。先ず宮崎駅でレンタカー戻し駅近くの繁華街の駐車場のおじさんにこの地域で何か美味しい店は?と聞いたところそのおじさん即座にこの先の通りを右に曲がったところに〇○と言う店が有るヨ。何が美味しいの?“チキン南蛮”ダヨ。当然だよと言う返事だった。

宮崎の名物”チキン南蛮”

へー宮崎はチキン南蛮が有名なのか?そう言えば昨日昼食に食堂でメニューを見たら“チキン南蛮と釜揚げうどん”が売りだった。昨日も食ったチキン南蛮・・鶏のから揚げに甘酢とタルタルソースで食べた。カリッとして旨かった。それも宮崎が本場だったんだ?そう言えば宮崎はニワトリのブロイラー生産は日本一らしい。折角だから今日も又食べて見よう!僕は中華が好きで時々中華料理屋へ行くその時に甘酢で食べるユーチンリーが有るがそれによく似ている。

”油淋鶏”は良く食べるが・・

カリッとした鶏皮の部分が好きだ。よく噛みながらビールで流し込むノドからアルコールの泡と脂身が一緒になって胃の中へ飛び込んで行く。“ウメー!”ビールにはたまらなく良く合う料理だと感じた。いずれにしても元知事の東国丸氏の“宮崎をどげんかせんといかん”のイメージが有ったが改めて宮崎は神話が多く温暖で雨の少ない事を知った。今の時期、毎日TVのスポーツニュースに“プロ野球キャンプレポート”を良く見かける。このチーム“必勝祈願”には何処の神社にお参りするのだろう?等他に興味を持つようになった。各チーム毎年この地にキャンプを張るのが判る気がした。宮崎は住み心地の良さそうな土地に感じた。宮崎飛行場内でビール片手に土産物屋でつまみ食いした“地鶏の炭火焼き”これが又旨かった。折を見て東京でチキン南蛮の美味しい店を探して行って見よう!

 

                                                                                                 水江 一正