ひのはらグルメ ”ちとせ屋&いっぷく亭”
翌日AM8:00頃、やはり山菜中心の朝食を取り数馬の里を出発した。
曲がりくねった深い緑の林の中を30分ほどで払沢の滝入り口バス停に着いた。
そのバス停より歩いて15分~20分程坂道を登ると有りました。
高さ100mぐらいは有るのかな?水量はやや少なめ?だが久し振りに見る滝でした。
昨夜の話では滝より入り口の豆腐やとその近くで営んでいる一幅亭の肉じゃがが美味しいとの事でそれを楽しみにしてテクテク登っていきました。
有ったあった!!入り口に豆腐の“ちとせ屋”この辺では特に有名で、バイクや自転車などのツゥーリング客や観光客でいつも行列が出来ている。
出来立ての豆乳コップ一杯100円、熱々おからのドーナッツ一個90円など、勿論豆腐も美味しいとの事、早速本日の晩酌のお供と近所のおすそ分けにと何丁か買いました。
そしてもう一軒の目的地“一福亭の肉じゃが”その豆腐屋のすぐ近くに有りました。
昼時若干混んでいましたが運良くすぐ座れ早速、ビールと肉じゃが550円と味噌田楽350円を頼みました。
フロアーのウエィトレスのお嬢さん、慣れていないのか段取りが悪いのか?店は混んでいないのに回転が悪い。
隣の席の若い男性が盛りそばを頼んでいた、10分ほど経った後に店員が”盛りそばは売り切れました??”
僕なら怒る・・・がその男性人間が出来ているのか何も言わずに盛りうどんに注文しなおし・・
僕らには20分ほどして待望の肉じゃがが来た。地元産なのかとてもデカイ、大人の握りこぶしよりやや大きい、
味も良く染み込んでいる。
いつも食べている肉じゃがと何が違うか良く判らないがとにかく美味しい。
タカラ荘で会った人の良さそうな全く知らないおばさんに美味しいと言われたからかもしれないが?
いや確かに美味しかった。
これで夏休みの気ままな小旅行を堪能しPM3:20のバスに乗り込み帰途に着きました。
帰り道、大きな浪費もせず運も幸いし今までにはない貴重な体験をし非常に充実した
2日間を過ごす事が出来たと思いました。
特に近場という時間的なゆとりが有りその時間を贅沢に自由に使えたのです。
8月16日から仕事の現場に戻り、時間と人間との戦いが又始まるのかと思うと気を引き締め直おさないとなりません。
今の日本、水道の蛇口をひねると何時でも水が豊富に出る。お湯までも出る。
飛行機に乗ると九州、北海道まで約1時間で着く、歩きながら電話が出来る。
事故、事件があればテレビ、ラジオで日本中の人たちが瞬時にその情報を知る事が出来る。
こんなに便利になったのにもっと便利を追求している?
もっと早くもっと便利に?・・・そこで今マスコミなどで取り上げられているのが”3丁目の夕日“・・・
戦後間もない頃多少不便だったが人情が有り、町内会の人達とも助け合い協力し合う。
お父さんは朝早くから自転車に乗って出かけ一日中汗を流して働いている。
テレビは無くても食卓でその日一日あった出来事を家族は何でも話し合っていた。
我々は当時何も無くても別に不自由と感じなかった。
それが現在便利すぎるほど便利になった。
その分競争が激しく忙しくて気が休まらず息苦しく成って来ているのかな?
ダ・カ・ラ!!多少不便な秋川峡谷の源流にある築、数百年の兜造りのかやぶき屋根の秘湯に来て豪華なステーキではなく自家製の刺身こんにゃくや、肉じゃが、お豆腐を頂き気持ちがホットする。
現代人この様な時間がゆっくり流れるところをみんなが探している為、人気が高いのではないのでしょうか?
水江