ワインの郷・山梨のワイナリーPartⅡ
道を挟んで向かいに“GRACE WINE”とある。
創業100年近くたっているらしい。入り口には白い壁にツタが絡んで欧州を意識したオシャレな玄関から直接2階へ上がると既にかなりの観光客がカウンターで列を造っている。
ルールは先ず1.500円を支払う。その内500円がカード代1.000円でそれぞれ気に入ったワインをサーバーから注いで飲む仕組みだ。サーバーには価格表示されている。シングルで200円~500円だ。何本か逆さにしたワインサーバーからカードをかざして客が勝手に飲む。説明も無い。客は名前で味など判らないから価格で飲み比べる。(多分?)早い話ワインの立ち飲み屋だ。観光客は30ccのワイン等数秒で飲む干す。2個のワイングラスに交互に注いで飲み比べる。かなりピッチは速くなる。カードへの現金チャージも早くなる。その店を出る頃には数枚あった1.000円札が無くなっている・・この店はシッカリ儲けている様だ。最初のカード代500円何故客が払うんだろう?もうこの店に来ることはないだろうに。集まった人のあちこちから不満の声が聞こえる。そう言えば入口にレクサスとベンツがドッカリと駐車していた。
ところで気になったのはこの地域のワイナリーにはチーズとかサラミとかのおつまみは全く置かれていない。有料で飲ませるならおつまみを置いておけばもっと有料の試飲するのではないか?等と思いながら時計を見るとPM12時近い。“急ごう、昼飯食いそびれる。”と言う事で今回の最大の目的地“シャトーメルシャン勝沼ワイナリー”へ向かった。
そこから歩いて10分少々で到着、目的地ワイナリーへ自動ドアーを開けて入店すると先ず小さなテーブルが有る。氷の入ったバケツの中に6~7本のワインボトル置かれ数人の男女が色々論評しながら次々に試飲している。
僕もその中に入り何種類か飲んでみた。“ご自由に好きなだけどうぞ”の提供の仕方だ。多分数百円のワインだろう?どれも“かるい”味であった。そしてその奥にどっしりとした大きなカウンターが有り“日本一のワインを売っていますシッカリ買って行ってください!”の雰囲気を持ったワインバーが有りきれいな女性のバーテンダーが客に説明しながらワインを少しずつ注いでいる。試飲用ボトルに何人かづつ並んでいる。
やはり有料ワインは重みがある
その列を外してカウンターの突き当りに有料のワインサーバーが有る多分高いのだろうそれを飲んでみた。教わった通り口に含みユックリ味わって飲んだ。シャトー勝沼限定ベリーAとシャンモリフェリテだ。素人の僕でも美味しく感じた。それぞれ各3本を購入、自宅へ宅配を掛けて貰い急いでレストランへ・・ラストオーダーPM3:30、この時間になると客も少ない。
ランチプレート
サラダ、デザートはビュッフェスタイルそれに好きな肉料理をオーダーした。そしてウエィターにこの肉に会うワインは?〇○が良いと思います。(色々説明を受けたが覚えていない)OKではそれ頼む。さすがメルシャン肉に会うワインでは無くワインに合う肉料理を提供している。サーロインの薄切りやローストポークなどを注文し久し振りに美味しい昼食を取る事が出来た。
ビュッフェの中からサラダをチョイス
サーロインの薄切り・・美味!
ポーク侮りがたし!!
日経新聞の“何でもランキングワイン編”のお陰で思いつきの小旅行、天気も良く非常に幸運な一日であった。因みに本日の万歩計28.756歩約19㎞・・久し振りに結構歩いた。片道電車で1時間半の小旅行多くの珍しい体験をし新鮮であった。多少の疲れは有ったが心地よい疲労感だ。ワイナリーツァー又、折を見て訪問をして見たいと思った。今は世界的に日本食ブームだ。日本の気候に合った土壌で作られた“日本ワイン”最近は日本食にも良く合うと評判になり大きな注目を集めているらしい。
ブレンドしたり何年もかけてそれぞれの品種をかけ合わせたり地道な研究は日本人の得意とするところだ。
“国際コンクール金賞!”等の名誉に日本人の名前を聞く事が多くなったしヘルシーな日本食が世界に認められ始めた。
ワインも日本から世界に逆輸出される事を期待したいところだ。しかし新種のワインの結果が出るのは1年先だ。兎に角気の長い作業だ。研究熱心な日本ワイン・メーカーの皆さん繊細なワインをキット造ってくれるだろう。
いちワインファンとして大いに期待しています!!
水江 一正