ではミャンマーの中古車事情はどうなのか?
ミャンマーのオークション会場(良い場所を確保する為に朝早くから持ち込む)
今年の年末年始は日並びが良く10日前後の連休となる。11月中旬より航空チケット予約の為に手を尽くしたがやはりもっと早くから手配をしている人が多く中々手に入らなかった。やっと12月31日発インチョン空港経由ヤンゴンが取れた。
機内で越年したことになるが2時間半の時差が有る為、到着したヤンゴンのホテルでも年末カウントダウンパーティーで大騒ぎ、僕は2回年末を迎えたことになる。
その上、この予約して貰ったホテルはイスラム系の人達が多いらしくビール・ワイン等のアルコール類が少ないように感じられた。あれこれ打ち合わせたらもう現地時間AM3時過ぎ、ルームサービスも終了で仕方なくホテルでサービスのペットボトルの水を飲みながら取りあえず寝る事にした。
朝7:30、昨日飛行場に出迎えに来てくれた現地のパートナーMR,ザーニー君のスケジュールによると今日はマンダレーの大型バスの事業者との面接をセットしてくれているらしい。
マンダレー?結構あるよね?ハイ距離は片道約800Kmくらい有ります。飛行機は取れないの?イエ、マンダレーで他にも何か所か回りますから僕の“カムリG、LTD”で動きます。
いきなり2泊3日往復1600Km?タフな青年だ、しかしその熱意は大事にしなければならない。
前回来た時には新首都ネピドーまで(片道500Km)車で走った。その時も結構走った気がしたが今度はそこから尚300Km先である。
マンダレーに行く途中に立ち寄ったドライブイン(ここ1か所しか無い)
並んだ料理の中から好きな物を選ぶ、日本の寿司コーナーもある
日本では片道東京から山口県迄の距離だ。彼らはこれだけの距離を月に何度も通うとの話、特に新首都ネピドーには鉄道省、建設省、法務省等主要官庁全て有るし20車線の幹線道路も有るが昼でも人けは無い。
しかもそこに勤めている官僚も週末には500Km先のヤンゴンの自宅へ帰るらしい。
何しろジャングル、山を削ったこの新首都は海外からの侵略に備え国を守る為、(と言うよりは政府に反感を持つヤンゴンより安全な為?)時の軍政府が星占いで決めた都市らしい。
今では周りには地平線が見える。いきなり出来た都市だ。
さてその先のミャンマー第二の都市マンダレーには僕は16年ほど前に飛行機で訪問したことが有る。
航空運賃は二重価格で外国人の我々はミャンマー国民の倍近く支払った思い出が有った。到着した滑走路のすぐ近くでは鶏が餌をツイバミ、犬が尻尾を振ってなついて来るのどかな飛行場であった。
その上しょっちゅう停電が有り閉口したのを覚えている。しかし人々は親切で緑の多い非常にきれいな町だった印象が残っている。特に直径5㎝位有ったと思う路上の市場でお婆さんから買った、当時日本円で3円か5円位だった皮の薄い名前は判らないが物凄く甘いバナナを思い出す。
思い出のバナナは何処に・・・
水江 一正