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石垣島三島めぐりと姫ホタル☆

石垣島三島めぐりと姫ホタル☆

     広大なマングローブの林

石垣島3島めぐり&姫ホタル

翌日のオプションツァーは西表島、由布島、竹富島の三島めぐり、先ず“西表島”沖縄本島に次いで二番目に大きな島なのに人口2,200人少々90%は亜熱帯のジャングルだ。この島の観光の目玉は河口から10KM辺りまで淡水と海水が混じる汽水域が有ると言う・・先ず遊覧ボートに乗船する。日本最大級と言われる広大なマングローブ林が広がっている。
          
マングローブとは満潮時に海水に浸たる場所に生育している色々な樹木の総称だそうだ。
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  10㎝以上もあるマングローブシジミ
そこには絶滅危惧種の“西表山猫”日本で最小の“カンムリ鷲”等珍しい動物が生息しているとの事。
イリオモテヤマネコ注意
         珍しい標識が・・
“ヒョットシテ?”とガイドの説明に目を凝らしたり写真を撮ったりしていると1時間のクルージングは早かった。しかし猫も鷲も見つける事は出来なかったが川の両岸に生い茂っているマングローブ、海水の中から無数の大木が生い茂っている景色は日本国内では見られない南国の一種独特の雰囲気がある。
DSC02181+1.jpg 中間川のマングローブ樹林
                マングローブ樹林
そして次に訪れた由布島ここは干潮で歩いても渡れるが20㎝の海水が残る為に島だそうだ。人口十数人、水牛40数頭のこの島には亜熱帯植物園と蝶園が有る。
由布島は周囲2㎞程の全体が熱帯植物園となっておりその中に蝶々園も有る。何処にでも有る園だ。
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       亜熱帯植物園              無数の蝶が・・
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               すべてブーゲンビリアだそうです
その島へ渡るにはパンフレットで良く見かける水牛車に乗る。水牛1頭に観光客12人~13人が向かい合って座り20㎝位の海水の中1㎞程の距離をのそりのそり渡る。
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         島唯一の稼ぎ頭?
牛は3歳くらいからこの仕事を始め30年位仕事をするとの事。おとなしく飼い主の事を良く聴く従順な牛だ。時々止まって海に小便をジャージャ―ジャーその間客は笑いながら動きだすのを待っている。この牛車に乗っている都会の観光客は牛に接する事も少ないだろう、まして牛が目の前で小便をしている姿はもっと少ないに違いない。のどかな南国の島に来ているのを感じる。

この1キロ少々を1日数往復する10往復で12万円~13万円の売り上げだろう。特に芸や技術が必要とは思えない。楽そうな仕事だ。牛を引くガイドのオッサンもこの風景にすっかり溶け込んでいる。ノンビリとしている。途中三味線を出して“下手ですが少し歌でも”と八重山地方の民謡を歌ってくれた。“ヤレハーレヌチンジャラカヌシャーマヨー”本当に下手だった。
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           のどかだ~
時間に追われている都会人が世の中で最も遅い乗り物に乗り潮の香の中、水平線の見える海を渡るのがトレンディ―なのだろう?それをこの地方のパンフレットでも売りとしている。40年ほど前から始めたらしい。

チョットしたアイデアがこの地方の顔になりこれだけの観光客を集めるのだ。そして最後に寄ったのが竹富島。周囲9㎞程の島で集落全体石垣に囲まれた木造赤瓦の屋根、そしてあちこちにハイビスカスが年中咲いている。道はサンゴ礁を砕いた白砂できれいだが歩きにくい。
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               水牛車でノンビリと島めぐり・・
沖縄の原風景を見ている実感が有り非常に癒される。時々車庫に軽トラックを見かけるがこの風景に似合わない不思議な気がする。国の重要保存地区だそうだ。この島のオプションツァーも牛車に揺られて1キロ少々を30分位で島を回るコースだ。

この様に色々なツァーに参加しているうちに気が付いたのだがこの地域のビジネスのキーワードは牛とボートとマイクロバスが観光の中心に有ると言う事だ。どの島の港にもボートを待つ送迎のマイクロバスが数台留まっている。どのバスもサビがひどく3年持たない様だ。
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    ローザの送迎バスが・・
時々弊社にも沖縄、宮古島、石垣島等の観光事業者からマイクロバスの問い合わせが来るのはこれか?と感じた。

20年ほど前ベトナムの有る大手事業者からモーターボートを集めて欲しいとの相談が有り情報を集めた事が有った。船の型、サイズ、価格など中古自動車の流通に似たところがある。しかしほとんどがオーダーメードの為クルーザー等は現場迄訪問して使用歴、使用年数、相場等一艇づつチェックしないとならない。
クルーザー
             クルーザー
その他移動方法等など重労働の割にリスクが高くかなり高度な商品知識が必要になる。係留する場所も必要だし・・結構壁が高くお断りしたことが有った。かと言って石垣牛も良いがもっと多くの経験と勘が必要そうだし・・困難!
石垣牛の牧場 石垣牛も有名らしい
                  石垣牛も有名らしい
と言う事で現在弊社の最も得意としている“マイクロバス・ミニバス”について情報を収集して見た。
最終日に石垣島半日コースの観光バスに乗った。“三菱ふそうエヤロクィーン55人乗り”だ。
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               弊社に先週入庫したエアロミディ
塗装はキレイに見えるが下からサビが浮いてきている。シートにタバコの焦げ跡も数多くある。年式も平成4年~6年式だ。このクラスのバスは本土のオークションでは数十万円が相場だが東京から沖縄経由して石垣島まで輸送するのが大変、船賃だけで数十万円だ。

アフリカへ輸送するほどかかる。マイクロバス・ミニバスについてもやはり同じだ。観光客は穴の開いた床、さび付いて締まりにくいドアー等余り気にしている様子も無い。水着で乗る人が大半だし・・ツァーガイドも“島だから仕方がない”と問題にしていない。

先日ツァー業者と電話で話をした時、今持っているマイクロバス売る気になれば“すぐ売れる”しかしその代わりがすぐに見つからないから困っている。との事だった。安く提供すればかなりマーケットは有るように感じた。

コンデションはピカピカ仕上げでは無く現在弊社が丁度アフリカ向けに船積みしているほどほど仕上げで船積みすれば良い。安い方が良いらしい。後はそれぞれ現地の工場でオプション部品を付けたり指定色に変えたりメンテして仕上げるようだ。

そして最後の夜は“ホタルツァー”石垣島のツァーガイドにはスキューバダイビング、グラスボート等マリーンスポーツが中心の為
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   今回はシュノーケリングに挑戦!   グラスボートから見た海中
余り知られて居ないがここのホタルは有名らしい。八重山ひめホタルと言って本土のゲンジボタル、ヘイケボタルなどと比べて極端に小さく日本一小さいそうだ体長1~2mm位なのだ。

日没後PM7:30~8:00頃にはこの地域では数千匹のホタルが飛び交う。懐中電灯も渡されるが点けない様に気を遣う。地面すれすれに黄色い発光体を点滅させながら細く黄色い光が糸を引くようにゆっくりとそれも数千匹のホタルが飛び回っている。周りには明かりが全くない。幻想的だ。
1八重山姫ホタル
     東京ではお目にかかれない幻想的な光景
タクシードライバーの話によれば以前都会から来た女の子が感激してしゃがみこんで泣き出したとの事。何となく判るような気がする。このツァーは予約がいっぱいだったがどうしても見たくてタクシー会社に直接頼み込んでチャーターして連れて来てもらった。この光景は僕が子供の頃、下駄をはき浴衣を着て友達数人で小川の回りを飛び交うホタルを笹の葉で捕まえて持ち帰ったのをうっすら覚えている。50年以上昔の事だ。
この島のきれいな水と澄んだ空気がそれを可能にしたのだ。久々に感動した。・・
皆さんココはお勧めですヨ!

人口4万9千人の石垣島、飛行場に居る観光客の90%は若いカップル、ヤングファミリーだ。空と海を売りにしているこの島の観光。我々はやはり温泉でゆったりのんびりが良い・・少々ストレスが残った旅行だった。この次来る時にはマイクロバスと一緒に来れれば良いが?
そんな虫のよい事を考えている。のんきものです。

追伸)この地域何処のホテルもヤモリが多いらしい。
僕の泊まったホテルもヤモリ注意の看板が有った。夜中にケケケケケと鳴く。
土地の人達にとっては害虫も食べてくれるし“イエをマモッテくれる”有益な動物との事でした。しかし・・チョットね?
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                                       水江 一正