中古バス/マイクロバス/トラックの中古車販売、買取、リース、レンタル専門店 オートギャラクシー

042-396-8118

営業時間10:00 - 18:00(日曜定休)

温泉はヤッパリ熊本の黒川温泉でしょう!

温泉はヤッパリ熊本の黒川温泉でしょう!

温泉はヤッパリ熊本の黒川温泉でしょう!
今年の年末年始、長期の連休が続く今回はホテルでは無く“九州、温泉、旅館”をキーワードで探した。中々予約できない黒川温泉は?  運よく取れた!!
羽田を飛行機会社の都合で1時間も遅れて飛び立ち13時過ぎに熊本空港についた。時間的には未だゆとりが有る。定番の熊本城を巡る。
DSC01038+1.jpg
海外からの観光客も多い”熊本城”
早速、熊本3名産の“いきなり団子”を買った。サツマイモとつぶあんを小麦粉で包んだ饅頭だ。サツマイモの甘さと皮の塩加減が丁度良い。
いきなり団子1  いきなり団子2
熊本きっての名物団子
店の裏で蒸しており出来立ての為、皮が軟らかくて美味しかった。丁度甘いものが欲しかったせいも有る?
1時間程回り次の目的地、通り道である現在噴火中の阿蘇山やはり観光客は少ない。近くの草千里へ移動・・ここは観光バスもかなり止まっており賑わっている。
DSC01078+1.jpg DSC01075+1.jpg
草千里より眺める阿蘇山の噴火  阿蘇山には登れませんでした
月並みだが雄大な景色を見ながら昼食、ここで熊本名産残りの2品、馬刺しとからしレンコンを頂いた。からしレンコンはからしが飛んでいて美味しいとは思わなかったが脂の乗った馬刺しオニオンスライスを捲いて生姜醤油に付けて食べた。レバー刺しが販売禁止になって動物の刺身は久し振りだ。美味しかった。パワーが付いた気がした。
からしレンコン 馬刺し2
”名物にうまいものなし”?からしレンコンと馬刺し・・最高でした!
そして最終目的地”黒川温泉”の本日の宿”樹やしき”へNAVIをセットして・・と、“目的地の表示が出来ません。
町役場のご案内をします。”“ダメか~”取りあえず近くまで行こう!PM5時過ぎにその地域に入った。国道を少し入ると回りはハヤシと田んぼ道路は一車線で所どころ対向車をかわす車寄せが有る。先ほど旅館に聞いた道を走っているつもりだが、こんなところに有る?少々心細くなる。構わず走っているとさらに山深く左は山右は深い谷で下を渓流が流れている。辺りはだんだん暗くなってくる。信号も無い民家も無い。目印は殆どない?そうこうしていると数件の集落が有りそこで場所を聞きやっとたどり着く事が出来た。
有ったあった“オシャレな田舎の宿”って感じだ。車を降りると硫黄の匂いが鼻を突く。
DSC01058+1.jpg
”樹やしき”ホッとする空間をかもし出している
聞くと昔はこの地域地図にも載ってなく細川藩の参勤交代の時に使われた湯治場だったらしい。今でも27件の旅館しか無く、それが30年ほど前温泉ブームでマスコミに“秘湯の露天風呂”と紹介されて一気に全国区になったとの事。
湯量は豊富で効能は硫黄分が強くキズ、ヤケド、婦人病、筋肉痛等に良いらしい
DSC01052+1.jpg
DSC01053+1.jpgDSC01050+1.jpg
まさに”秘湯の宿”庭?が広い・・迷子になりそうである
この旅館には広い露天の混浴が有る。コンヨク?チョット抵抗が有ったが(ホント??)構わず入る事にした。男性用の露天風呂を通り抜けて小さな木戸を開けるとその奥にかなり広い露天風呂が広がっている。
満天の湯
混浴露天風呂”満天の湯”
表はすでに暗くなり周りはよく見えないが二組ほどの熟年?の二人連れがそれぞれ寄り添って話をしている。かまわず挨拶をして背中を向けて“ウーン”と手足を伸ばして“リラックス”星空を見上げる。“キモチイー”外気温は1~2度Cだ。裸で2分も立っていられない。ゆっくり湯につかり温まると囲まれた大きな石に腰を掛け身体を冷やしそして又湯につかる。贅沢なこの時間、僕はこの時間の為に働いているのだ。
華の湯渓流の湯見晴らしの湯
”樹やしき”さんおすすめの露天風呂
この地域は何年か前にミシュランガイドに温泉地として二つ星を取ったことが有るとの事。1時間程ゆっくり出来た。騒音も無く満足した。さてこの後は楽しみの夕食だ。
夕食は離れに用意される。古い廊下を通り抜けて行く。年末年始のこの時期日本中の旅館、ホテルは威信をかけた料理が出される。黒光りするよく手入れされた日本風の離れの個室に着くとパッとまるで花が咲いている様に色とりどりの料理が並べられていた。
夕食
豪華絢爛な夕食
そして中居さんが丁寧に料理の内容を説明してくれる。日本の“おもてなし”のルールに従って・・しかしそのお嬢さん地元の娘では無い?
ワタシハ、カンコクカラキテイマス・・日本の文化に興味が有り・・“チョット後ろを失礼します”誰に教わったの?
“ワタシ日本のTVが好きで旅番組を見て覚えました。

日本の現代っ子達にこの様な礼儀は少し遠のいているだけに新鮮さを感じた。又、この”樹やしき”さんの社員教育も良いのかも知れない。
外国人の彼女たちにこの場所はどう映っているのだろう?全ての日本人が最新のI・Tを駆使して近代化した高層ビルの中で世界を牽引している筈?よりによって時間の留まったこの地域でアルバイト?しかし僕らはその最新技術にふりまわされて時間と戦っている。

そして時間のとまったこの地域を探し探してやっと自分の時間を確保して幸せを感じている?何ともそのギャップを楽しんでいるのかも知れない。
さて夕食は自家製の柚子みつ酒から始まり湯葉豆腐、ヤマメの塩やき、牛肉のタタキ、シャブシャブどれも美味しかった。

そして何よりのごちそうは静かな事。碗を置く音、箸をおく音、お茶を注ぐ音そして大人どおしの小声の会話。日頃世間の騒音を隔絶してくれている。この上ない贅沢を感じた。一年間のご褒美を頂いた気がした。今年の成績はマーマーだったし・・

この旅館には2泊する予定だ。この旅館にはもう一つの売りが有る。それは本館から離れて5分程坂を下ったところに渓流のそばに無人の露天風呂が有るとの事。これは外せない!有料の予約制だ。心配したがPM4:00から1時間の予約が取れた。
この小国町には何ケ所か名所が有るらしい。翌日はその中で“鍋が滝”を選んだ、落差10M,幅20Mの滝だ。
DSC01084+1.jpg
荘厳な”鍋が滝”
近年お茶の間のCMで一躍人気スポットになったらしい。この時期、観光客は少なかったがGWには緑とのコントラストが美しく相当混むらしい。滝の裏側にも回り込む事が出来る珍しい滝だ。20分程しか居なかったがパワーをもらった気がした。
DSC01086+1.jpg DSC01087+1.jpg
神秘的な風景・・まさにパワースポット!
楽しみの露天風呂の時間に合わせて早めに帰館した。この露天風呂“夢美人”と言うらしい恐ろしく急な坂を下ったところに6畳ほどのカギ付の脱衣所が有りそこで着替えていざ表へ!“サミー!”外気は2℃~3℃、掛け湯して早々にドボーン!“クァー・イー!!”予約時間がPM4:00だったせいも有りまだ回りが明るい。

山の中に掘られているだけでサルかイノシシでも出て来そうな場所だ。“何もしていない、誰にも邪魔されなく、電話もかかってこない、くつろいでいるー”って感じだ。直ぐ下には渓流が流れている。その音だけしか聞こえない。チョロチョロ?サラサラ?いやシャラシャラシャラ?
とにかく一定の静かなリズムで耳に心地良い。ここの湯は硫黄分が強くやや乳白色だ。湯の花が相当沈殿している。身体には相当良さそうだ。
DSC01096+1.jpg DSC01097+1.jpg
露天風呂までの坂道も行は楽し・・  最高の癒し!!
やはりゆっくり温まってそしてヒヤーとした寒風で身体を冷やしてまた温まって・・のったりくつろげたこの1時間は瞬く間に過ぎ去った。
黒川温泉のこの旅館、廊下の両側には大根、鷹の爪、シイタケ、大豆等などが栽培されている。自家製なのだ。
DSC01049+1.jpg DSC01093+1.jpg
これらの食材が夕食などに出てくる
昔から交通事情の悪かったこの地域何百年も前から保存食は独特な作り方が引き継がれているのだろう。
シイタケなど不揃いな物も有るが新鮮で美味しい、特にお新香などは塩加減といい歯ごたえといいおつまみに最高・・帰りには厚かましく土産にして貰った。
オーナーこだわりのお漬物
オーナーこだわりのお漬物
そして今日は次の目的地”大分県湯布院温泉郷”へNAVIをセットして・・
水江 一正
黒川温泉お勧めの宿
  樹やしき:http://www.kiyashiki.com/bath.html