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安齋先生のカンボジアからの気まぐれ通信・・・No2

安齋先生のカンボジアからの気まぐれ通信・・・No2

気まぐれ通信No2
言葉で出会うカンボジア-2-
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(チョムリアップ・リア)
 出会いよりは、別れのほうが難しいものである。結婚は勢いと誤解でいけても、離婚にはそれなりのエネルギーを必要とするのと同様です。余韻の残る別れ、さわやかな別れができたら、何処であれ一人前とみなされる。
 前回取り上げた「チョムリアップ・スオー」に対応するのが、「チョムリアップ・リア」、これも胸の前で手を合わせなくては、様にならない。「バイ・バイ」程度に軽く扱ってはいけない。近頃、片手をあげて「チョムリアップ・スオー」といって、『こんにちは』程度に使う若い人を見かけるが、これは不作法の極み、ガイドブックの会話編をHow toもの程度に扱う無知からきているといわれても仕方がない。学びを忘れた姿は傲慢につながる。

 「チョムリアップ・スオー」は、『初めまして』『お久しぶり=ご無沙汰しておりました』という意味を込めた、かなり改まった挨拶です。ですから、別れの言葉、「チョムリアップ・リア」もまた、改まった言葉なのです。旅行者が仲良くなったガイドに名残を惜しむ、そんな時の余韻の残る言葉です。時に万感を込めて使っても様になるのです。だが、気をつけなくていけないのは、明日も会う人に「チョムリアップ・スオ」は滑稽です。長の別れではないからです。こんな時、それなりの丁寧な響きで当地の人たちが使うのが、image004_20110721140745.gif(リア・ハウイ)です。意味は、『お別れの時間ね。じゃ、さようなら」といったものです。
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(ソック・サバーイ)
 もっとフレンドリイな別れはないか。あるのです。前回に取り上げた日常の挨拶「スオス・ダイ」同様、気楽に使えるのが、「ソック・サバーイ」(お元気で)です。これは、片手を上げて様になります。数日でも滞在するなら、是非、使ってみてください。当地の人たちから、それなりの<通>にみられますよ。
 実は、この言葉、「スオス・ダイ」の代わりにも使えるのです。2回目以降に会う人なら、image008_20110721140804.gif(ソック・サバーイ・テー)です。<テー>は日本語の疑問文に使われる<~ですか>にあたりますから、意味は『お元気ですか』になり、人と会う挨拶として最適です。

 余談ですが、こんな失敗例があります。カンボジア人の恋人に『さよなら』代わりに「チョムリアップ・リア」と言ったところ、恋人に怒られたそうです。半年も1年も会えない空港の別れならともかく、『長の別れ』となる「チョムリアップ・リア」は、<縁切り>と受け取られてしまいます。
数日や1週間程度なら、「ソック・サバーイ」にしましょう。
 さて、言葉は文化の窓口だ、と思っています。ですからコラムのない会話編はイマイチと思っています。あれもこれも載せて、結局使い物にならない、といったことになります。また、国の面積や人口を知っただけでは、人の心の理解には届きません。言葉が窓口なら、心は奥座敷、そんなところに一筋届く光が、言わば、T.P.Oに合った言葉の使い方。それがこの<一期一語>だ、と言えるような言葉の紹介に努めていきます。

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何処の地にも美しいあいさつがあります。
-画像;カンボジア・竹と風の学校-
カンボジア・竹と風の学校:校長
安 斉 恭 夫