「カンボジア・竹と風の学校」の支援者の皆さん
カンボジアは本格的な雨季に入っています。雨季はカンカン照りの乾季と比べて、スコールが来れば過ごしやすいです。雨季に入るだけで我が家の冷房代も10~20ドルは安くなります。幸い、カンボジアには“節電”なんていうのはなく、お金がなければ自ずと節電しますし、国道を一歩外れればバッテリー生活です。それでも近頃、不定期の停電があります。
おそらく経済特区と称するところや富裕層地区は停電はないのでしょう。遠いカンボジアから見れば、“節電”騒ぎの日本の姿は奇妙に漫画的にさえみえます。電力会社に乗せられた節電騒ぎに見える私ですが、こと節電については意見は全く逆だが、橋下知事と石原知事の発言が的を得ているように思えます。どちらもムードを煽る節電キャンペーンではなく(東電、政権批判の目くらましではないか)、やるなら根拠を持って実効あるものにしろ、といったところではないだろうか。
経済活動が大事なら、経済重点部門と一般家庭や商店等と区別した節電をすればいい、と思っている。仕事はばりばりやって、家に帰りゃちょっと我慢するか、といったことはあってもいい。が、全面自粛のような節電は知恵のあるまともな政策とは思えない、というのが実感です。
全面的な節電キャンペーンをするのなら、効果はただ一つ、徹底した省エネ技術の革新・開発に国が政策として強力に具体的に推進すべきである。
そうした具体的な理念や政策が見えてこないなかで自然エネルギーなんて言ったって、何年かかるんだよ、といったもので、だから皆が不透明感に苛立つのである。原発が結局のところかろうじての安全対策ができるだけであって、その実、制御できないエネルギーであったということが誰にも明白になったからには、人類史の観点からは脱原発への道は既定のことであって、それは短期的な反原発や原発依存の議論を超えたところにあるように思えます。科学・技術の問題は、新たな技術革新によって乗り越えねばならないというのは自明のことで、節電キャンペーンが具体的な技術革新に結びつかなければ、統制好きの昔懐かしさだけで痴呆状態になっている老害現象である(だから経団連も楽天から見放される!)、と思っている。
日本のニュースを見るに6月だというのに熊谷で39度を超えるなんていうのは、乾季の灼熱のインド並みである。どうか、「欲しがりません、勝つまでは」なんていう痩せ細った倫理キャンペーン“節電”なんてしないで、熱中症にならないことが肝要である。いざとなったら経済活動も熱中症で死ぬ人がでるようだったら、止めたっていいんだという図太さ必要だし、それでこそ日本人が元気でいる証左だと思っている。我慢する事なんてない。我慢していいことなんて、普通の人たちにとって日本の歴史でいいことなんて一度だってあったろうか。
さて、かくいう私ですが、何かと忙しい毎日を送っています。学校では新特別授業の設置で新先生の訓練と授業の定着という課題で身の休まる暇もありません。まあ、これも我慢してしていることではないんで、仕方がない事ですが・・・。それで前回のメール:訪日研修の軌跡18から大分日が経ってしまいました。ここにようやくにNo.19の報告ができます。
今回は「越後の春」第三弾です。
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カンボジア・竹と風の学校を支援する会:代表
カンボジア・竹と風の学校 :校長
安 齊 恭 夫
住所:#171,Street 300, Bueng Keng Kang 2,
Phnom Penh, Cambodia.
Tel:(日本から)001-855-12392754
事務局(日本)080-5081-8802<小池隆夫>
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