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神々の宿る島”壱岐”

神々の宿る島”壱岐”

神々の宿る島壱岐、三度目の訪問

今年の暑さは尋常ではない。その上、弊社が扱っているマイクロバスレンタカーの動きが活発であった為7月の下旬になりやっと夏休みのスケジュールが組める事になった。しかし沖縄も北海道もこれからの予約は難しいだろう。地図を見てどこか島にしよう!魚は旨いしロマンの有る壱岐の島はどうだろうか?今度行くとなると3度目になるが何故か気になる島である。

早速ホテルの予約だ。やはり上位ランクのホテルは全て満室、マイクロバスを買って頂いた宝来荘さんも満室の案内が出ている。電話してもいつも話し中、相当忙しいのだろう。
今年はダメか!しかし間際になればとキャンセル待ちを狙って7月末に何件か電話を掛けたところ“旅館網元”で今キャンセルが出たとのことラッキー!!人気ランキングも悪くないし予算もほどほど・・と言う訳で早速予約した。しかし博多から島へ渡る船の本数が少ない為PM16:00のジェットフォイルしか取れなかった。島に着くとPM18:00過ぎ、予約をしていたレンタカー屋と契約して旅館着がPM19:00過ぎになってしまった?いつもこれだよ、1日目を無駄にしたような気分等と反省しながら取り敢えずザブンと一風呂浴びた。かろうじて夕食には間に合った。
今日半日を過ごした博多の温度は36度とめまいがする程暑かった。船待ちの間、櫛田神社や川端通り商店街など博多市内を回っていた為相当汗をかいた。
 

先ずビール!ハーイただいま。配膳されている料理、刺身の盛り合わせアワビの地獄焼き、揚げ物、焼き物等かなり豪華だ。ア~ウメ~!この一杯の為に毎日遅くまで働いている気がした。この宿は老舗旅館ではないが若いカップルには人気が有る様だ。お客様の年齢層が比較的若い、料理は結構ボリュームが有るし若女将は気さくだ。この島には独特の“シマトク通貨”と言うのが有る。観光案内所で現金を両替してスマホで支払うと20%の割引になる。かなり大きな割引だ。前回は帰る間際に知った為失敗したが今回はシッカリと初めに交換をした。
朝一番の訪問先は“月読神社”この島有数のパワースポットだ。

古事記にも記されているらしいイザナギ、イザナミのミコトから最初にお生まれになったのが天照大神、次にお生まれになったのがここのツキヨミのミコトそしてその弟がスサノウのミコトだそうだ。この神は三貴神と呼ばれ他の大神とは別格だそうだ。小さな神社だがそのいわれが本当らしく背筋を伸ばしキリットして御参りをした。
又この島には多くの古墳がある。それも旧石器時代までさかのぼる程の古墳群だ。その一つが原の辻遺跡だ。

登呂遺跡、吉野ヶ里遺跡に並ぶ特別遺跡だそうだ。“魏志倭人伝”にも記されているらしく小学校の教科書にも載る。詳しくは“一支国(いきこく)博物館”で見る事が出来る。大陸との交通の要所で早くから技術や文化が取り入れられているとの事。巨大なスクリーンで当時の生活の説明が有り面白かった。上映後、観客より〇〇年頃の中国の朝廷は?とか当時の平均寿命は?とか面白い質問が飛んでいた。1万数千年前~2300年前、台湾や大陸から日本列島に移り住んでいた丸顔で鼻が高くえらが張っているのが特徴だそうだ。
先日の新聞で日本の貝塚で見つかった女性の遺伝子がラオスやマレーシアの遺跡で見つかった遺伝子と似ているとかいずれにしてもここに展示されている30Mほどの小さな木船で良くたどり着いたものだ。久々歴史の勉強をした。もう昼過ぎだ少々小腹が空いた。帰りに立ち寄る予定にしている“あまごころ壱場”と言う島内最大の土産物売り場が有る。

 

この島に来ると必ず立ち寄るところである。少し改装したらしくウニを中心として品数も増えていた。兎に角この島はウニとイカとマグロが旨い。ここの2階に“ウニ屋”と言レストランが有る。ここのウニ丼は地元のムラサキウ二を中心に世界のウニを10g単位で計り売りしてくれる。チリやアルゼンチン、メキシコ等からも輸入されているらしい。10gづつ色々頼んでみた並べて見れば色とか大きさは幾らか違うし食べ比べて見ると濃厚さや甘さが少し違う気がするが1種類単品で出されても判らないと思う。東京ではミョーバンタップリの苦いウニしか食べて居ない僕にとってはチョッピリリッチな食事であった。

 

 

 

 

 

 

時計を見るとPM3時を少し回っていた。ここ壱岐の島は麦焼酎発祥の地であるここからの帰り道に蔵元の一つ“壱岐の蔵酒造”が有る。当地では有名らしいし当然本日の日程に入っている。世界が認めた“産地指定”だそうだ。


例えばウィスキーはスコッチ、ブランデーはコニャック、ワインはボルドーの様に焼酎は壱岐焼酎と熊本の球磨焼酎そして沖縄の泡盛が指定されたそうだ。壱岐土産にはぴったりだ。最近焼酎はあまり飲まないが試飲コーナーがあったので意地汚く価格の高い焼酎から何杯も試飲した。“美味い!”グラスが小さいので口で含んでゆっくりと味わうせいかどれも格別美味しく感じる。責任者が細かく丁寧に説明をしてくれる。納得した。へ~これが本物の焼酎の味か?・・等と感じる。自分でも判りやすい性格だと思う。何本か土産用に宅配を掛けてそしてここでスマホを出して“シマトク通貨”を使う1万円で2千円引きになるかなり得した気がする。時計を見るともうPM4時過ぎだボツボツ宿に帰らないと・・港で借りたレンタカー“日産ジューク”に乗り込んだ。15年式でコンディションは良い、しかし“わ”ナンバーで無いのが気にかかるが?・・保険には入っているだろうマッイイカ?今日の刺身料理は何だろう?等と仕事を忘れて空っぽの頭で考える。今日一日、至福の時間でした。

                                  水江一正