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久し振りの小豆島

久し振りの小豆島

        久し振りの小豆島

                  エンジェルロード・・天使の散歩道?

今日は少し強行スケジュール朝6:00過ぎ朝食なし朝一番の小豆島向けの高松港フェリー乗り場へ向かったが年末のせいか大型トラックもかなり乗り込んでいる。ここのフェリー一日約1時間おきに15便の就航が有る。朝食はフェリーの中でうどんとお稲荷さんで済ませた(ハッキリ言って美味しくない)。人口14.000人少々のこの島に約1時間おきにこれだけの大型トラック、一般車両が運び込まれてる。

小豆島には50年ぶりに来た。

土庄港について早々感じたが他の島と違い魚の匂いがしない。普通港に着くと漁船が多くそこら中に干物を干しているイメージが有るものだがそれが無い。

DSC03600+1       いつもの漁港らしくない

名産はオリーブ、醤油そして手延べソーメンだ。チョットオシャレな島という感じ・・

早速四国の見どころTOP7の一つ“エンジェルロード”・・自分の年を考え今サラでもないが港から近いので寄ることにした。しかし残念!時間が早すぎて未だ潮が引いておらず散歩道は一部しか繋がっていなかった。

この島の見どころの一つに醤油で全国区の丸金醤油が有るが

DSC03618+1          丸金醤油さん

その他小粒では有るが輝いている醸造醤油屋で150年以上続く杉桶仕込みの“ヤマクロ醤油”と言う工場が有るらしい。カーナビでセットしたが迷って迷ってやっとたどり着いた。

DSC03616+1         想像したより小ぶり?

小ぶりな醸造元である。菌を外から持ち込むといけないので入口で丁寧にほこりを払ってもらい薄暗いモロミ蔵へ案内して貰った。高さ2m以上の杉樽の回りや壁にはびっしりと酵母菌が付着している。

DSC03609+1         びっしりと菌が付着

蔵はうす暗くあまりきれいな感じはしない。

DSC03612+1       薄暗い室内

説明を聞くと現在大手の醤油工場は殆どスティールのタンクで大量生産をしていて杉の樽を使っているところは無いらしい。これだけ大きな木の樽を造っている業者はもう日本では1軒から2軒しか無いらしい。

DSC03610+1          貴重な”樽”

今使っているこの樽も後数十年でダメになるとの事でここの社長は自ら樽工場に弟子入りして次の世代の為の杉樽を造っているとの事。若いのに相当なつわものだ。

この島の醤油はもともと大阪城築城に当たり石を切り出す為に訪れた人達がもたらしたとの事。瀬戸内海の晴天少雨な気候で良い塩が採れる。そして近県から集荷できる品質の良い大豆、小麦等が揃い今はブランド化しているとの事です。

見学を終えて試飲・・醤油なんてどれも同じ?と思っていたがこの豆は丹波の黒豆を使って・・等々と色々説明を受けながら小皿に有る醤油を付けて指をしゃぶるとなるほど違う。

DSC03614+1       試飲の醤油が無造作に並んでいる

当然土産にと4本セットで〇〇〇円、容器も小さく少々高いがたまには小豆島のブランド醤油も・・と買って帰った。持ち帰った醤油は今まで使っている醤油と分けて刺身、冷奴、卵かけごはん、おひたし等々とじかに味わえるものに使っている。確かに美味しい気がする。暫くしてフト、テレビを見るとあのNHKでここの社長の苦労話が放映されていた。アッあの社長が出ている。この醤油に非常に親近感を持てた。今ではこの醤油、食卓の真ん中に置かれ美味しく食事を楽しませてくれている。アッソウソウこの蔵を訪れる前には納豆を食べてはいけないらしい。納豆菌は強すぎてここの主役の酵母菌や乳酸菌を脅かすそうだ。

僕がお気に入りの”ヤマロク醤油”さんのHP

http://yama-roku.net/

小豆島と言えば“二十四の瞳”の映画村、

DSC03622+1    ”二十四の瞳”映画村

この島の分校で女教師を演じた高嶺秀子扮する大石先生と12人の子供たちのドラマだ。

二十四の瞳            ”二十四の瞳”のポスター

僕も小学生だったのでストーリーはあまり覚えて居ないが小学校の推薦映画で見に連れて行かれた事を覚えている。

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新任の女教師をこの子供たちが落とし穴を掘って怪我をさせる。・・くらいなレベルの見方しかしてなかったが実は反戦をテーマの映画だったらしい。田村高広、月岡夢路等の当時の大女優も出ていたのを今知った。

映画村の中は建物や日用品等、昭和の時代をそっくり残しており

DSC03625+1        子供の頃を思い出す!?

食べ物の少なかった戦後の子供の頃の何とも言えなさを思い出させてくれた。古い木造の分教場にはベルの代わりに木版を木槌でたたいて授業を知らせる等

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校庭には今でも遊べるように竹馬や自転車の車輪回しが置いてある。僕も子供の頃には竹馬の経験はあるので試してみたが竹は回るし立ち上がるまでのバランスが取れなくて危ない。当時僕は竹節3段位まで乗れたのに・・しかし意地を張っても仕方がない怪我をする前に辞めた。

それにしても目の前の穏やかな瀬戸の青い海も素晴らしく気持ちが癒された。ギャラリーには昭和30年代の映画俳優の写真が多く飾られている。当時僕は松竹では無かったが片岡知恵蔵、長谷川一夫、嵐寛寿郎等主演の映画を多く見た覚えが有る。あの映画は誰と見たっけ?思い出そうとしたり・・そう言えば僕らの英雄、アラカン扮する鞍馬天狗は角兵衛獅子をしている美空ひばり(杉作)を連れて新撰組と戦っていた。今考えると鞍馬天狗は尊王攘夷派の志士だったのですね?子供の頃にはそんな意味も分からず”勧善懲悪”で最後は悪をやつけてくれると信じ見ていた、等と次々と子供の頃を思い出す。

この映画村の中に土産物を売っている茶店が有る、名産の醤油のアイスクリームを食べながら久し振りに心豊かな気持ちになった。

1醤油のアイスクリーム        醤油のアイスクリーム

のどかに過ごしていたら昼近くになった。次の目的地を目指さないといけない時間になった。しかし折角来た小豆島旨いものでもを食って行こうと地元の人に魚料理の美味しい店を教えてもらいナビをセットして訪ねて行った。・・残念2件とも休みだった。そうだよね?今日は12月31日でした。では早く高松に帰り食事に有りつこうと急いで土庄港のフェリー乗り場に向かった。残念!大きなゲートが上がりフェリーがゆっくり離岸始まったばかりだ。これで全く無駄な1時間待ち!!遅い昼食は又まずいフェリーのうどん!?

            水江 一正