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オホーツク海へクジラを見に行きました!

オホーツク海へクジラを見に行きました!

オホーツク海へクジラを見に行きました

今日はホェールウォッチングの予約を取っている。所要時間2時間半だ。海はこの時期でも寒いよ!用意された合羽を借りて救命胴衣を着けてエッ救命胴衣?“ソー15トンも有るマッコウクジラの群れの中に入って行くのですから?”“このボートより大きいのでは?”“ソー大きいよ”少々緊張と同時に期待もする。

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         このボートで大丈夫?

全員そろったところで出港!20分も走るとデッキから船長が〇〇時の方向1.3マイルのところで潮を吹いているぞ!!船内にいた客が一斉にデッキに駆け上がった。〇〇時の方向だホラ!僕は良く目が見えない。隣の客は興奮して“アッイタイタ”・・他の客も見えている客と判ら無い客で混乱している。

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           アッチダ~イタゾ~!

そうこうしている内に400mほど先でズドーンと特大の黒い祭りウチワの様なシッポが水しぶきを上げてそして海中に潜って行った。

見えた見えた確かに見えた。客は全員カメラを構えている。こんな瞬間をカメラに収める事は出来っこない。カメラはあきらめて目視で船長の指さす方を一生懸命探した。〇〇マイル先何時の方向で潮を吹いている!結構緊張をする。何処から現れるか判らない。

この船予約した時にはよくコマーシャルで見かける“クジラのダンス・アリンコのナミダ”見たいにドドドッと飛び跳ねるのかと思ったがそうでは無かった。一度海面に出て来ると1時間以上は潜ったままとの事。その内慣れて来るとクジラは見えないが遠くでも潮を吹いているのは判る様になった。アソコダアソコ、アッホントだ!そうこうしている内に先に出港した他の船がUターンを始めた。

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          近くて遠い北方領土

船長言うにはこの先はロシアが勝手に決めた国境線が有るのだそうだ。いまいましそうにこの先には魚も豊富だしその魚を追ってクジラも多いとの事。こんなところでも身近に北方領土の理不尽さを感じさせられた。

レーダーでしかとらえられない見えない国境線。こうして漁民の生の声を聞くと“安倍総理”になおさらどうにかして欲しいと思うようになる。PM12:00過ぎ下船した。昼食に何処か?聞くと近くに“ラウス海鮮市場”と言うのが有る。

産直のマーケットでこの時期、観光客でごった返している。その中に“知床食堂”と言うごく普通の食堂が有る。メニュー見てどれも食べて見たかったがウニ、イクラ、カニの三色丼(ミニ)と羅臼コンブラーメンを取った。

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            オススメ!三色丼

この地域のウニはバフンウニと言って濃厚で甘みが有るのが特徴らしい。

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聞くとウニは雑食性だがこの地の高級な羅臼コンブを主食としている為、他の地域のウニとは味が違うとの事。そして羅臼コンブラーメンこれはラーメンにコンブを練り込んだ少し緑がかった色をしており出汁は羅臼コンブの出汁を使っている。サッパリとしているが僕には少々物足りなかった。

07g0005-1          美味しい~ダケド・・・?

その後、露天風呂で“満潮時に海中に埋没してしまう秘湯”“セセキの湯”気になって場所を聞いていたところ昨日は湯がドロドロになって入れなかったとの情報が入り仕方ないその先の“相泊温泉”を選んだ。ここから約30分程の距離だ。

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アッタアッタ粗末なホッタテ小屋が中で男女に仕切られて湯面は海面と同じ高さにある。目の前はオホーツク海だ。

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        海が荒れているときはモチロン入れない・・?

湯船から国後島も見える。海岸を掘ったら湯が出たと言う事だ。周りには大きな岩がゴロゴロしている男女合わせて7~8坪の建物だが大変だったろう。浴槽に浸かると広大な温泉の海に入っている感覚だ。湯船の底の小石の間から温泉の泡がプクプク湧いて出て来る“これは良い”ここでユックリ時間を取りたかった。

しかし残念なるかな道内をツーリングしているドライバー諸君が大声で会話しながら入れ代わり立ち代わり夏の行水宜しくザブーンと入って2分~3分で出て行く。湯は汚れるし落ち着かない。とてもくつろげる雰囲気では無い。先を急ぐのもわかるけど少しマナーを守ってもらいたいものだ。

この相泊まり温泉、地元漁師さんたちが自分達の為に岩場を掘って簡単な木枠で囲った湯船を造り自分たちの公衆浴場として建てたそうだそれを観光客にも無料で開放してくれているのに何という事だろう。

地元漁師さんたちが管理している相泊まり温泉          ツーリング客のメッカ!?

最近の日本、国が落ち着いて来たせいか一昔前の様にランボー者が減って優しく思いやりのある青年が増えてきたような気がしたが群れて行動するとこうなるのかなー?

少々いやな思い出を残して最終目的地、釧路へ向かう事にした。

              水江 一正