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“九州のハシッコ旅行、マイクロバス売買と薩摩のお客様”

“九州のハシッコ旅行、マイクロバス売買と薩摩のお客様”

”九州のハシッコ旅行、マイクロバス売買と薩摩のお客様”
明日はいよいよ鹿児島市だ。宿泊場所は“SY観光ホテル”鹿児島の観光名所、城山展望台のある直ぐ近くだった。
露天風呂の正面から桜島が見える、天気も良く夜景もきれいだ。
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はるか彼方に桜島が・・
ここの湯は昨日の温泉とは違いヌルッとして透明な“炭酸水素塩泉”だそうだ。筋肉痛、疲労回復、神経痛等に良いらしい。
このホテル何を売りにしているか良く判らない。結婚式場、レストラン、イベント会場等などコンベンションホールの様だ。
旅行者が楽しみにしている夕食は無し、朝食はバイキングしかし宿泊代は安くない。“ご夕食は館内にレストランが御座います?”このホテル場所は山の中だ周りは真っ暗、閉店時間も早いし料理も高く選択の余地が無い?シャクにさわるからタクシ―を呼んで市内へ食事に行く事にした。
・・この運転手が当たり“リーズナブルで薩摩郷土の雰囲気が有る方が良いでしょう?”“そこを頼む!”
タクシーで10分程の居酒屋“吾愛人(ワカナ)”を紹介して貰った。この店間口が3間位のこじんまりしている店だ。
鹿児島 (76)
居酒屋”吾愛人(ワカナ)”
しかし混んでいる混んでいる。10分程待って席が取れた。何の変哲もない店東京などではどこにでも有る居酒屋チェーン店の雰囲気だ。
なぜこんなに混んでいるのだろう?特に品数が多いわけでもない。値段が安いわけでもない?この店時々テレビ中継されるらしい。入口には芸能人の写真や色紙がてんこ盛りで貼られている。
鹿児島 (77)
所狭しと芸能人の色紙が・・
早速、サラダときびなご、カツオ,タイ、トビウオ、アオリイカ等の刺身5点盛りと地元名物の黒豚の煮込そしてさつま揚げを頼んだ。食通ではない僕は特別に美味しかったと言う思いは無かった。
サラダはふつうだし、特に刺身などは新鮮と言っても漁師町で食べる“新鮮な魚の甘さと歯に食いつくような触感”は無く期待していたほどではない。しかし黒豚の煮込みはワインか何かで煮込んでいるのか柔らかく味が染みていて美味しかった。そしてアルコール?この店、日本酒は月桂冠の一種類、そう言えば昨夜のホテルも大関の一種類のみだった。

鹿児島地方の居酒屋には日本酒は余り多くの種類を用意して居ないらしい。しかし焼酎の種類は多い。魔王、伊佐美、森伊蔵等など全国TOPランクの焼酎がメニューに書かれている。“これらの焼酎ホントにあるの?”“もちろん御座居す”カッコの悪い質問をした。
東京の居酒屋でもたまにこれらの焼酎をメニューに書いている店があるが頼むといつも“売り切れです?”このあたりが焼酎の本場鹿児島を見た気がした。

その中で僕は中居さんのお薦めで“麻友子”をロックで頼んでみた。芋焼酎にしては芋臭さが無くフルーティーで丸みが有りむしろ白ワインの様だ。飲みやすい?今まで焼酎は結構いろんな種類を呑んでみたが何を飲んでも美味しいと感じた事は無かった。“焼酎はこんなもんだ”と思っていたから・・“これはうまい土産に買っていこう!”“焼酎の本場”の先入観がその気にさせたのかもしれない?
麻友子

 僕のお気に入り”麻友子スイーツ”です!
気持ちよくなったところでタクシーでホテルへ、そこでドライバーと雑談“お客さん西郷さんの銅像は見て来ましたか?”“イヤまだ”“上野の西郷さんの銅像とここの西郷さんの銅像は作者が違うのですよ。”“へー”“上野の西郷さんは高村光雲、犬の銅像は後藤貞行、鹿児島の西郷さんは”忠犬ハチ公の作者の安東照”“へー”これまたビックリ皆さん知って居ました?“運転手さんなんでそんな事まで知っているの?”“鹿児島は全県観光の街だから観光客には何でもこたえられるようにしておかなければならんのじゃ。特に最近は幕末だの維新だのテレビで放送されるたびに観光客が増えるし、色々な質問も来るんじゃ。おい達も、しちょらんといかんのじゃ。へーそうですか?”
西郷ドン銅像
上野の西郷ドン
西郷(鹿児島)   鹿児島の西郷さん2
安東 照作(市立美術館そば) 古賀忠雄作(鹿児島空港そば)
翌朝SY観光ホテルの朝食時間、整理券を配り順番待ち??何だこりゃ?朝食のバイキングで順番待ち等初めての経験だ。それも待ち時間30分。何と段取りの悪いホテルだ!高い宿泊料を取りやがって!所沢の旅行業者の顔を思い出した。フザケヤガッテ!

今日、帰りの羽田行きはPM7:45分、時間はたっぷりある市内観光をして行こう。そこでフロントで“若いカワイイお嬢さん”に質問した。
鹿児島市内を2~3か所観光したいのだが?そのお嬢さんニコッとして今からだと霧島はキレイですよ。昨夜霧島に泊まった。では西郷隆盛の南洲公園、何が有るの?西郷隆盛の遺品や西南戦争の戦死者の墓地、他に?鹿児島水族館、ここまで来てそんなもの見ても、大久保利通や西郷隆盛の銅像?そんなのいらない!・・そこでそのカワイイお嬢さんプッツン切れたのか物凄い顔をして僕をにらみつけた。僕の返事が軽かったのかなぜ怒っているのか判らなかった。

僕も彼女を見据えた。1~2分間“見つめ合い?”ジャー島津公の庭園、仙巌園にでも行って見るわ。このホテルからどの様にいくの?やっと正常な会話になった。

これか?薩摩オゴジョの気の強さ?一生懸命尽くして見切りも早い?この気性の事か?噂では良く働くし、主人を立てる日本女性の鏡?鹿児島県は今でも男尊女卑の習慣が強いらしい。男性は時間にルーズでテゲ(適当)だが義理堅いが人見知りが激しく他府県民を拒絶する排他的?明治維新迄二重鎖国と言われた程の島津藩の制度が有った為でもあるのか?今ここ鹿児島は県民を上げて“日本の夜明けはオイ達が創った”見たいな雰囲気を持っている。おそらくNHKの大河ドラマ“翔が如く”“竜馬伝”等で薩摩が取り上げられ明治維新が見直され始めているからだろう。
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島津公の庭園、仙巌園
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灯篭の上にいるのは龍だそうです
飲食店などの屋号で篤姫、島津、西郷、大久保のキーワードが多い。歴史の解説書を読むと島津家では鎖国の時代に清との蜜貿易で財と情報を蓄えていたとも・・その上、中央政府に弓を引いた西南戦争。結局西郷ドンは城山の洞穴で自害する事になった。
今鹿児島市民は〝鹿児島全てが観光地です。“と言って当時をビデオ等で紹介する“維新ふるさと館”とか西郷隆盛、大久保利通の銅像だとか“維新ふるさとの道”だとか後から取ってつけられた町おこしに利用されているように見える。
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大久保利通公
余り歴史の重さが感じられないのは僕だけでしょうか?しかしその時代に“お国の為に”と命を惜しまなかった豪傑たちのDNAを引き継いでいる鹿児島県民である事には間違い無いのだろう?
結局この様な環境で育った現在の事業主やお客様と商談をするのに電話とNETで100万円も200万円もするマイクロバスの売り買いをするのはやはり無理が有るのかな?プライドは非常に強い県民のようだ。マイクロバス買取りの商談になったら手土産を持ってここ鹿児島まで出向いて顔を合わせるオーソドックスなビジネススタイルしかないかもしれない?と感じた。
鹿児島県民がNETビジネスに慣れるまで待つしかない?浸透するには相当時間が掛かるだろう?鹿児島県民とNETで空中商談がスムーズでないのが少し判った気がする。
しかし話は変わるが鹿児島の温泉は良い!又いつかもう一度来て見たい今度は流れ作業のコンベンションホテルでは無く“リョカン”を予約して!
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やはり思い出深い”龍馬の湯”
そして初めて経験をした指宿の“砂楽”2時間待って15分程しか入浴出来なかった砂風呂も面白い経験になった。
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砂楽会館         15分の楽しみの為待つこと2時間・・
砂風呂は特にお尻の部分の肉付きが良いところが深く掘られる為、10分もすると針で刺される様にチクチクと痛みを伴った熱を感じる。
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気持ちが良いがガマン大会のようでも・・
“砂蒸し温泉”良い思い出が出来た。これからこの“砂蒸し会館”テレビなどで中継されるたびに九州のハシッコ旅行を思い出すだろう。
ゴールデンウィーク、鹿児島で指宿温泉が取れなかったのは悔いが残った。・・
旅行慣れしている人達は自分たちの計画通りに行動をとる為、このハイシーズンの旅行はいったい何か月前から計画を立てるのだろう?
僕らの様に仕事を持って合間にレジャーを取る“ビンボーショー”の人種にはなかなか難しいだろうなー?
でも・・取りあえず今年も世間並みに休みが取れてリフレッシュ出来た事に“感謝!”
水江 一正